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理科の授業の様子は動画を見ていただくのが直感的に分かりやすいと思います。是非公開済みの理科の動画集のページをご覧ください。
この科目ではいわば社会と算数の勉強で要求される対策が融合した対策が求められます。つまり
@社会の用語対策と同じように暗記事項を効率よくまとめることと
A社会の論述対策と同じように「着眼点」を意識してトレーニングをしておくこと
B算数の対策と同じように典型問題で「なぜそうなるのか」という説明が自分でできるようになること
C計算の入った文章題を含めて演習をすること
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これらをきちんとやって行けば、確実に合格レベルに達します。しかし他の科目も勉強をしなければならない中で、これらをまともにやっていくのは実に大変です。
そこで私は試験での出題頻度に応じてメリハリをつけて指導することにしています(他の科目でもメリハリは大切ですが、理科では特に大切だという意味です)。
理科は社会に比べてずっと単元が細分化されています。社会ではウエイトのかけ方はあるにせよ「地理」「歴史」「現代社会」揃って試験に出されますが、理科では単元によっては滅多に出題されないところもあるのです。そこで出題される頻度に応じてウエイトをかけてやるようにしています。
そして理科の場合は社会に比べると暗記させられる量が圧倒的に少ないので、私はAやBの勉強にウエイトをかけて指導をするようにしています。
さらに水溶液の濃度の問題などは良く出るところですが、この基本は算数でもやっているところです。従って算数をきちんとやっておけばあまり演習をする必要はありません。
私の場合理科を受け持つとき、多くの場合算数も指導しておりますので、この辺りの無駄をカットすることができます。全科目指導できるメリットを使って効率よく学習を進めることができるわけです。
また中学受験の理科の説明は中途半端であることを、私は指導の中で意識的に知らせています。
例えば電流の単元は水の流れにたとえて説明がされるのが普通ですが、複雑な電気回路の問題では説明通りにいきません。複雑な電気回路の問題を理解して解くには中学以降で学ぶオームの法則の理解が前提になります。
そこでやむを得ずこうした問題では、いわゆる「解き方」「やり方」といったものを覚えておいて間に合わせで解くしかありません。
本質を理解して解かなければならないという考えを徹底すると、中学受験の理科では解けない問題もあるため、この辺りの要領を知っておかなければ徒に時間を浪費してしまいます。そこで私はこの点を早い段階で教えるようにしています。
その他お話することはほとんど社会や算数のページで述べていることと似たり寄ったりになってしまいますので、そちらをご参照頂ければと思います。
社会の指導法のページ
社会の動画集のページ
算数の指導法のページ
算数の動画集のページ
動画を是非ご試聴ください。理科は他の科目に比べて単元が細分化されていることが影響しているのか、躓いているところが生徒の間で一致している割合が多いような気がします。そこで私は弱点になりやすい点に焦点を当てて、各単元を解説するようにしています。
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